ユリのシーズンに入りました

今年もユリのシーズンに入りました。定植から収穫の準備にと多岐にわたるステージが同時に来るのがユリの栽培の特徴とも言えます。

一度の植え付け本数は大体多くても4000本くらい。それを週に2日ほどのペースで定植していきます。段々と日長が短くなっていく時期なので、定植時に中3~4日の違いでも収穫時期には1週間以上の違いになっていきます。なので、大体1週間の収穫本数が5000本程度になるようなスケジュール。品種も今シーズンの合計は13品種。それぞれの品種特性で収穫までの日数が違います。定植日と品種構成で収穫時期を細かく計算しながら出荷予定を決めていくことがとても大切な作業になります。もちろん、天候や新しいデータのない品種も多く入っているのであくまでも目安にはなりますが・・・

ユリは採花までの日数は基本的には積算温度で決まります。一日平均温度×日数。知っている品種であれば逆算も可能ですが、やはり数日の誤差がでるのが、栽培の面白さですかね・・上手く作れれば収穫までの日数が伸びます。なので、遅れ気味に仕上がってるときは、「日持ちのいい良いユリ」に仕上がってるかな~などと思います。


最近は使っていただくお花屋さんなどの意見も積極的に聞き入れ、「葉の大きさ」「茎の太さ」「花首の長さ」「蕾の大きさ」など変化の付けれるところはなるべくオーダーメイド的に仕上げれるように心がけています。品種をたくさん同時に植え合わせしているハウスはなかなか難しい場合もありますが、なるべく意見に沿えるように工夫して栽培しています。


出荷調整の作業場も、とにかく動線がスムーズになるように心がけて配置してみました。実際に作業をしてみて少しずつ微調整は必須でしょうが・・・今年の目標は調整作業時間の短縮とミスの軽減なので、色々と試してみます。

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りぐる

りぐる=ユリ作り×生姜作り×土作り×人との繋がり ”りぐる”とは・・・土佐弁で「方法や材料を吟味して選ぶ、工夫する」という意味です。 この言葉のように品質の良いユリやハウス生姜などを提供できるように、こだわって生産しています。